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料理エッセイ駆出し料理人随筆

 

佐藤 英典

島根県松江市在住。「食で癒す」をテーマに料理を研究中

「食で癒す」を目指した訳

私が以前勤めていたクラブでは、20代前半の若者が大勢出入りしていました。

そこでいつも感じていた事は、「若いのに元気がない」と言うこと。そして、「この子達は根拠のない不安や恐れを感じている」と言うでした。

誰か一人がそうと言うのではなく、皆が一様にそうでした。私は店長をさせて頂いておりましたが、音響などの業務とは別に、人生や恋愛の相談をひっきりなしにしておりました。

癒しと叫ばれて久しいですが、それは何もバブルで疲れた大人達だけのものではありません。子供も病んでますし、根本的に癒されたいと願っています。食を通じて何か出来ないかと、前職を離れる時に考えるようになりました。

 

三十路にして料理を目指す

まさか自分が料理人になろうとは考えもしていませんでした。

幼き日に父にコックさんになりたいと言ったことは覚えています。しかし本当に仕事にするとは考えていませんでした。しかし二十の頃から趣味でいろいろ料理することが好きで、余暇には下手の横好きで、一日台所に立つと言うのが普通でした。

今はもう現場を退かれてしまいましたが、4年前に師匠に出会いました。当時私はまだ料理の道に入っておりませんでしたが、師匠は料理人の心得を体現し、私に「料理とは」「人とは」「男とは」と言った事を」真剣に教えてくれました。

3年前に師匠が病症に伏したと聞いてから、どこかでその意志を継がなけらばと思っていたのかも知れません。

前職を離れるにあたって、料理人になると言う選択は私にとって至極自然なことでした。

 

「波動」と言う考え方にであった

「世の中の全ての物が、原子と電子のウェーブ(波動)で出来ている」

この事は量子力学の中では定説になっているそうです。万物は全て微量な振動の連続で、それらが共鳴したり反発したりしているそうです。この考え方を私は江本勝さんの「水は答えを知っている」と言う本の中で学びました。

私はこの本を読んで、非常に救われる思いがしました。なぜなら、想いは固有の波動を発して顕在化すると知ったからです。

・良い想いや感情を抱いていれば、良い事や嬉しい事・楽しい事が起きる。良い波動を発していれば、波長の合うものが共鳴するのです。丁度音叉で音を響かせ合う要領です。

・逆に、悪い感情や想いを抱いていると、嫌な事・悪い事が起きる。この事は今の世相が反映するように、「不景気不景気」と言って不景気になっているようです。

食も料理も同様に、良い想いで食に携わる料理人が料理をしないと、提供される料理は悪い波動を帯びてしまいます。更に、食物にも固有の波動を持っています。(これをライフフィールドと言います)良い波動を持つものを食べなければ、体は病気を来して行きます。加工され過ぎた食品は決して良い波動を持っていません。

経済や流通を考慮すると、否めない現状はありますが、そう言ったもの画根本的に改善できないものでしょうか。

 

陰陽調和とマクロビオティック

・「陰陽五行説」とは中国の古い思想で、万物は陰と陽で構成され、さらに「木・火・土・金・水」の5つの分類を持つそうです。私も詳しくは勉強中なのですが、これはかなり合理的な思想です。端的に説明すると、バランスの取れた状態が肝要だと言う事です。「元気」と言いますが、これは活発とか躍動的とか言う意味ではなく、「元々の気を帯びた状態」だと私は考えます。陰陽の光と影が交じり合った模様はご存知だと思いますが、あの模様の通りに心と体が溶け合って一つの円を描くような、調和を保つことが「元気」なのだと思います。

食品にも陰陽があります。人もそれぞれ陰陽の性質を固有に持ちます。体内の臓器も個別に陰陽を持ちます。それらをバランス良く取って行くのが、いわゆるマクロビオティックと言う健康法の考え方です。

・マクロビオティックの根幹を成す考え方に、「身土不二」と「一物全体」があります。

「身土不二」はその土地に住む人が、その土地で出来たものを食べるのが良いと言う考え方です。今は飽食の極み、一時の激しいグルメ志向は過ぎたとは言え、海外から輸入される食品の量が尋常ではない事は、皆さんも充分ご承知だと思います。「地産地消」でその土地に出来た、その土地の風土にあったものをそこで食べるのが良いようです。せめて国産で全てがまかなわれて欲しいです。

「一物全体」は一つの食品、特に植物は一つで完全な食品です。ですから、皮を剥いたり種を取ったりするのは不自然だと考えられます。人間の都合で足したり引いたりするのは、自然の理に反するから、無駄なく全て食べるのが良いようです。

 

私の目指す「食で癒す」

私は自然の豊かな島根県に住んでおります。少し車を走らせれば、豊富な自然と田畑の広がり、海も手の届く所にあります。更に宍道湖・中海と言う汽水と淡水の交じり合う不思議な湖もあります。この地の利を活かして、素材を活かすシンプルな料理のレストランを作りたいと考えております。

そして、無農薬・減農薬・有機栽培の農業にも挑み、生産から携わる料理人になりたいと思います。

既にそれらの取り組みは世界的に始まっておりますが、ごく一部と言うのが現実。そしてそれらのネットワークが出来あがっていません。実際、早くから取り組みをされている地方団体も沢山ありますが、立ち遅れている所は取り残されていると言っても過言ではありません。

行政が地方ブランド化し、販売促進されていますが、ブランド思考に囚われ過ぎていて、県外に大量に流出させてしまって地元では手に入らなかったり、無意味に高値であったりします。そう言った偏りや隔たりがなくなり、地元でいつでも気軽に手に入る良質な食材は、この日本であれば何処でも生産が可能なはずです。

もう1度、日本の古来から連綿と続く素晴らしい農業、食のあり方に経ちかえるべきではないでしょうか。

そして、それらが若者達にも分かり易い状態で供給されるべきです。

私は、その手始めにレストランを持ちます。

株式会社I.H.MのHP。水の結晶写真を通じて、波動を伝える江本勝さんの会社。波動を受取る水の存在に感謝いたします。

大阪の陰陽調和料理をセミナーされる料理教室。講師の梅崎和子さんは島根の出身。私も時間のある時は調和料理をしています。
   

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